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とんぼ。

上京する朝、あたしは庭でトンボの目を回していた。

コドモのときのように、くるくるくるくる。
そして、トンボも案の定、くるくるくるくる、目を回していた。

くるくるくるくる。

よゆうで捕まえられる」はずだったのに、
羽を触ったらこわくなった。

羽がとれたら・・・。
アタマがとれたら・・・。

オトナになるとこわいモノが増えていく。

やだな。

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高校時代。

やっと、待ちに待ったなおぴーの結婚式がきた。

田舎の美容院にガッカリしながらも、
探し回って見つけた服で、おめかしして。
くつが慣れなく、何度も脱げて、
それだけで、疲れてた。

でも、久しぶりにムシムシと再会したら、
そんなの一気に吹きとんぢゃって。

不思議。

今のあたしはどうであれ、
高校時代のキャラになっちゃうのね。
びっくりした。

なおぴーの結婚式は、親族のみって感じの
本当にあったかいムードで良いお式だった。

なおぴーとは、ゆっくり話す時間なんてなかったけど、

花嫁なおぴーが、ビールを一気に呑んでいたり、
ダンナさまをこっそり尻に敷いている賢さを、

垣間見れて、あたしはなんだか納得したよ。

いいひと、みつけたね。
おめでとう。



その後、若いテンションを数時間やって、
祖母の病院に寄ったら、
おうちに帰って、すっかりぐったり。

高校時代は素敵な時代。
でも、今はそのテンションぢゃ生きていけない。
素敵に変化しなければいけないと想った。

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星のかず。

実家で眠れぬ夜に、外に出てみた。
空を見上げると、多くの星たちが散りばめられていた。

「あれ?」

今、東京で生活しているあたし。
いつも、東京は星のかずが少ないって嘆いてる。

久しぶりの実家の星たちは、もちろん東京よりもたくさんある。

でも、むかし見ていたこの空には、
もっと星があったように想える。

もうわからない。

星をみる感覚がわからなくなってしまった。

ここの空は、星がいっぱいなのか。
ここの空は、星が減ったのか。

なんだか、切なくなった。
星が少ない街に住むものではない。

その夜。
星しかみえない角度に枕を置いて、夜空を見ながら眠った。

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因縁。

今年の夏も、救急病院送りになった。


去年の夏も、救急病院に朦朧とした状態で運ばれた。
運ばれたときに、病院の待合室のテレビから、
母校の校歌が聞こえてきた。

「甲子園かったんだぁ。」

朦朧状態でそう思ったのを覚えている。
その夏は、甲子園に熱中した。
元気をくれた甲子園。
その母校のピッチャーをそのとき知った。
2年生ピッチャーだった彼には来年があると、
今年の夏、甲子園で彼の勇姿を観るのを心待ちにしていた。

そして、今年。
今年も救急病院で甲子園を観戦するはめになった。
違っていたのは、あたしは元気になりつつあり、
そして、彼が負けたこと。

この病院で、彼を知り、
この病院で、彼の最後の夏を見届けた。

あたしの病気との闘いも終わったのかもしれない。


あたしにとって、思い入れのある選手。
彼のミライがアカルイモノであるように。

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初夜行。

はじめて夜行バスで帰郷した。

いつもは新幹線なんだけど、今回は思考を変えたくて。
リクライニングできるし、トイレついてるし、寝てればついちゃうし。
何より、ひとり旅キブンが味わえるような気がして・・。

でも、現実は厳しかった。

世間はお盆休みしたばかりで、帰省客がいっぱい。
あたしのバスも臨時バスで、トイレもリクライニングも夢で終わった。

神経質な女性の隣で、固まって帰った。
でも、気づいたときには、眠っていたみたいで、まだ薄暗い外をぼーっとみているうちに、
朝日が昇ると共に、県内に入った。
朝日はテンションを上げる。

駅に到着してから、すぐに祖母の入院している病院へ。
あたしの顔を見るなり、
「ずーっと、こっちにいてください」
と、祖母の第一声を聞いて、やっぱりそばにいるべきなのかも、と思った。

こっちにいるかぎり、顔を見せたいと思った。

でも、疲れた。夜行バス。
お昼寝をガッツリしなきゃ、復活できなかった。

今度は、ちゃんと、トイレとリクライニングのついたバスで帰ってやる。
それに乗れない限り、あたし納得いかない。

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初カウンセリング。

はじめてのカウンセリング実習の朝、
友から今のあたしにぴったりな詩をいただいた。

*****************************

「居直りりんご」 石原吉郎

 
 ひとつだけあとへ

 とりのこされ

 りんごは ちいさく

 居直ってみた

 りんごが一個で

 居直っても

 どうなるものかと

 かんがえたが

 それほどりんごは

 気がよわくて

 それほどこころ細かったから

 やっぱり居直ることにして

 あたりをぐるっと

 見まわしてから

 たたみのへりまで

 ころげて行って

 これでもかとちいさく

 居直ってやった

*****************************   

朝からこれはヤバイよ。
涙が溢れた。

その日のカウンセリングは反省すべきことがたくさんだった。
でも、ちいさくあたしは居直ってやったよ。

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甲子園。

熱い夏がはじまった。

一瞬しかない青春の輝き。

高校野球を観ていると、熱い涙が込み上げてくる。

選手、応援しているひと、いろいろな想いが夏に込められている。
そして、ヒトハナ咲かせ、散っていく。
夏の花火のように。
それが美しくてたまらない。

そして、あたしもあんな時代があったのだと想い出させてくれる。

「熱闘甲子園」は録画で済み。
でも、できる限りリアルタイムで。
あの輝きを、なにひとつ見逃したくない。

母校は、1回戦突破。

イケル。
今年はイク。

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謙虚にすさみ。

ここ1週間、辛かったなぁ。

なぜか、友を続けて怒らせて。
しょぼーん。

とりあえず、謙虚に生きてみようと想う。
知らないうちに、ひとを傷つけてるのは、嫌だから。
自分に対しても謙虚に。

今年、ラストと決めていた試験もできが悪く、
かなりしょぼーん。

久しぶりにこれ系で、「悔しい」という想いをした。

自信が磨り減っていく。
まだ、夏は終わらないのに。

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『鉄コン筋クリート』

やっと、観ることができた。

 鉄コン筋クリート (通常版)  鉄コン筋クリート (1)

『鉄コン筋クリート』を観た。

松本大洋の作品の中でも好きな作品。

あたしの中で、映画化は原作には勝てない。

でも、よかったと想う。
映像も、キャストも。

蒼井優はすばらしいね、やっぱり。
嵐の二宮くんも、想っていた以上に良くて、
素直に引き込まれた。

でも、やっぱり演出が気になったな。

うん、でも大切な作品かも。

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ズタズタ。

オトコのひとは、たいてい風俗にいくものなの?
カノジョがいても、行くものなの?

「いい歳をして、それくらい許してやれよ」
と、言われたけど、ショックがでかくて、
許すも許さないも、思考が停止。
ココロが「グシャっ」とつぶれた。
ズタズタだよ。

愛するひとが他のオンナと…。
なんて、考えたら普通嫌に決まってるでしょ。

みんなオトコがそうだったとしたら、
あたしはもう誰とも付き合えないよ。

出逢いに貪欲になりかけていたのに。
やらなきゃいけないこと、たくさんあるのに。

ショックで、手につかない。

なんとか、立て直さなきゃ。

あ~っ、もうっ!
バカッ!!

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『夕凪の街 桜の国』

戦争のノロイは、終わることはない。

  夕凪の街桜の国

『夕凪の街 桜の国』を観てきた。

戦後のお話。

「死んでもいいと想われた」
と、考えながら、
「自分は生きていていいのか」
と、ギモンを抱きながら、生きるひとはまだいるのかもしれない。

そう想うと辛くなった。

「原爆の恐ろしさ」
「戦争のない生活」
「平和」

今の日本、ちゃんと考えているのだろうか?

あたしはじぃから、戦争の話を聞いて育った。
これから、生まれてくる子たちは、体験者の話は聞けない。

ちゃんと、伝えていかなければいけないこと。
ちゃんと、考えなければいけないこと。

今までの戦争映画とは、違った視点から訴える作品。

原作は知っていたけれど、
あたしは、辛くて辛くて泣いてばかりの時間だった。

帰ってから、原作を読み直して気がついた。
原作では、あたしは問題が大きくて、
そして、辛すぎて泣けなかったんだ。

戦争というものが、被爆したひとが、
どんな想いで、生き残って生活しているのか、
初めて想い知らされたから。

怖くて、辛くて、感情が「無」になっていた。

それが、映像となったときに、現れたのだ。

「被爆国、日本」「平和」「戦争のない国」
を守るために、ひとりひとりが考えなければいけない。

子孫が平和な国で、生きれるように。

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野球観戦。

横浜スタジアムに、巨人-横浜戦を観に行ってきた。

巨人の応援は初体験。
内野席だったこともあり、のんびりかと想ってたけど、
応援は熱かった。

久しぶりに野球ファンの血が騒いだ。

今度は外野席で応援してみたい。


今年も、母校が甲子園に出場する。
熱い夏がはじまる。

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